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南アフリカ:マラマラ自然保護区でのサファリドライブ

南アフリカ:マラマラ自然保護区でのサファリドライブ
2025年2月9日

Encore-Xの藤井優奈です。

2025年1月、当社のメンバー4人で南アフリカ共和国へサファリ体験を楽しむ旅に出かけました。

この記事では、南アフリカ・サビサンド私営動物保護区にある「MalaMala Game Reserve」で体験した、ゲームドライブ(サファリドライブ)の魅力をお伝えします。

MalaMala Main Campで過ごす時間の中心となるのが、1日2回行われるゲームドライブです。

朝焼けに包まれる早朝のサファリ、夕日に染まる大地、そして野生動物たちの自然な姿。

ホテルに滞在するだけでは決して味わうことのできない、自然の中へ入り込む特別な時間が待っています。

サファリ体験「MalaMala Game Reserve」

「MalaMala Game Reserve」は、クルーガー国立公園に隣接するサビサンド私営動物保護区内に位置しています。

最大の魅力は、野生動物との圧倒的な距離感。

ライオン、バッファロー、ゾウ、サイ、ヒョウの「ビッグ5」をはじめ、多くの動物たちが自然のまま暮らしており、高い確率で出会えることでも知られています。

今回宿泊した「MalaMala Main Camp」では、朝と夕方の1日2回、ゲームドライブが開催されています。

1日のスケジュールは以下の通りです。

  • 4時頃 起床
  • 5時 モーニングコーヒー
  • 5時30分〜9時30分 モーニングゲームドライブ
  • 9時30分 朝食
  • 12時 昼食
  • 16時 アフタヌーンティー
  • 16時30分〜19時30分 アフタヌーンゲームドライブ
  • 19時30分 ディナー

朝の静寂に包まれた大地と、夕暮れから夜へ移り変わるサバンナ。

時間帯によって見られる景色や動物の行動が異なるため、毎回違った感動があります。

経験豊富なレンジャーと巡るサバンナ

今回、4日間担当してくださったレンジャーはLuckyさん。

MalaMalaで25年以上勤務し、ガイド歴は18年以上。

ロッジ内でも指折りのベテランレンジャーで、どんな状況でも落ち着いて行動される姿が印象的でした。

ただ走り回って動物を探すのではなく、「なぜここにいるのか」「次にどこへ向かう可能性があるのか」を考えながら進む姿は、まさに自然を知り尽くしたプロフェッショナルでした。

サファリカーに乗る前の時間

ゲームドライブは、朝夕ともにメインロビー前のテラスへ集合するところから始まります。

モーニングコーヒー

早朝5時。まだ空が薄暗い時間帯ですが、テラスにはモーニングコーヒーや軽食が用意されており、出発前のひとときをゆったりと過ごすことができます。

コーヒーや紅茶、ジュースに加え、ヨーグルトやクッキーなどの軽食も並びます。

これから始まるゲームドライブへの期待を膨らませながら、静かなサバンナの朝を迎える時間は、とても贅沢に感じました。

アフタヌーンティー

午後のゲームドライブ前にも、同じテラスでアフタヌーンティーが用意されます。

夕方は、朝よりもしっかりとした軽食が並び、スナックやフィンガーフードをいただきながら出発を待ちます。

同じ時間に集合した宿泊者同士で会話を楽しんだり、その日に見られた動物の話で盛り上がったりと、ロッジならではの穏やかな時間が流れていました。

全員が揃うと、いよいよゲームドライブへ出発です。

サファリカーで向かう、野生動物の世界

ゲームドライブでは、トヨタのランドクルーザーを改造した専用サファリカーを使用します。

宿泊客は数名ずつグループに分かれ、それぞれ専属レンジャーとともにサファリへ出発します。

屋根や窓がない開放的な造りのため、風や土の香り、草木の匂いまで直接感じながら進んでいきます。

南アフリカは日差しが非常に強く、風も乾燥しています。

ゲームドライブ中は長時間外にいるため、ストールや帽子、サングラスがあると快適です。

また、サファリカーは草木の中をそのまま進んでいくため、枝が車体や身体に当たることもあります。

汚れたり破れたりしても気にならない服装がおすすめです。

虫除けスプレーは各部屋に用意されているので、出発前に使用しておくと安心です。

動物を探すレンジャーの仕事

経験豊富なレンジャーが、自然の中に残された小さなサインを読み取り、動物たちの行動を予測しながら進んでいきます。

Luckyさんは、車を走らせながら周囲の景色を細かく観察しています。

足跡、草の倒れ方、動物のフン、鳥の動き、鳴き声など、私たちには気づけない情報から、動物がどこにいるのか、どの方向へ向かったのかを判断していきます。

時には車を止め、実際に地面へ降りて足跡を確認します。

動物の足跡だけではなく、フンの状態からも、どの動物がいつ頃通ったのかを推測します。

エンジンを止め、周囲の音に耳を澄ませることもあります。

鳥や虫の鳴き声、遠くから聞こえる動物の気配を感じ取りながら、静かに動物を探します。

時にはLuckyさんが口笛を吹き、返事を待つような場面もありました。

自然と会話をしているような姿がとても印象的でした。

また、レンジャー同士は常に無線で情報共有をしています。

どこでどの動物が確認されたのか、現在どの車がどこにいるのかを連携しながら、動物たちにできるだけ負担をかけない形で観察できるよう調整されています。

こうした細かな積み重ねがあるからこそ、野生動物を自然な姿のまま、間近で観察することができます。

そして、いよいよサファリ最大の魅力である、野生動物との出会いが始まります。

ビッグ5との出会い

ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイの「ビッグ5」と呼ばれる動物たちとの出会いは、サファリならではの特別な体験です。

今回の4日間のゲームドライブでは、幸運にもすべての動物に出会うことができました。

野生ライオンとの遭遇

目の前に現れた、ライオンの群れ

初日のゲームドライブでは、出発して間もなく8頭ほどのライオンの群れに遭遇しました。

草むらの中から次々と姿を現し、ゆっくりと道路へ出てくるライオンたち。

車を警戒する様子はなく、私たちの目の前を自然体で歩いていきます。

しばらくすると、ライオンたちは砂の上で横になり、気持ちよさそうに寝転び始めました。

昼間のライオンは狩りをする時間ではなく、体力を温存するために休んでいることが多いそうです。

次第にライオンたちは車のすぐ近くまで近づいてきました。

目の前にいるのは、動物園の檻の中で見るライオンではなく、自然の中で自由に生きる野生のライオン。

いつ自分の足元まで来るのかと、思わずハラハラするほどの近さでした。

最後は、道路いっぱいにライオンが広がり、車が進めなくなりました。

無防備な姿を見せる、昼寝中のライオン

また、別の日には木陰で気持ちよさそうに昼寝をしているライオンにも遭遇しました。

身体を伸ばし、あくびをしながら自由に過ごす姿は、まるで大きな猫のようです。

完全に力を抜いて休んでいる姿は、普段イメージしていた力強いライオンとは異なり、どこか愛らしさがありました。

同じライオンでも、群れで過ごす姿、道路を歩く姿、昼寝をする姿。

ライオンたちがこのように自然な姿を見せてくれるのは、レンジャーが動物の様子を見ながら、適切な距離を保っているからです。

動物の仕草や視線、体の向きなどから状態を判断し、少しでもストレスを感じている場合は、その場を離れます。

Luckyさんによると、ライオンを観察できる時間も10〜15分ほどに調整し、動物たちへの負担を最小限にしているそうです。

ヒョウを追跡する、レンジャーの技術

Luckyさんは遠くにいる小さな動きや周囲の変化を瞬時に見つけます。

突然「ヒョウがいる」と教えてくれるのですが、私たちには最初どこにいるのか全く分かりません。

Luckyさんが指をさす方向を目を凝らして見ると、そこには本当にヒョウの姿があります。

4日間のゲームドライブでは、Luckyさんの観察力と経験によって、何度もヒョウに出会うことができました。

木の上で獲物を食べるヒョウ

ある夕方のゲームドライブ中、Luckyさんが車を止め、地面を確認し始めました。

そこにはヒョウの足跡と、何かを引きずったような跡が残されていました。

自然の中に残された小さなサインから、動物がどこを歩き、どの方向へ向かったのかを読み取るLuckyさん。

「近くにヒョウがいる!」そう判断し、周囲を慎重に探し始めました。

しばらく進むと、予想通り木の近くへ向かうヒョウを発見しました。

さらに周囲を確認すると、木の上にはヒョウが仕留めたインパラが残されていました。

ヒョウは木の上の獲物を気にするように何度も視線を向けています。

食事をしたい様子でしたが、私たちが近くにいることで警戒しているようでした。

野生動物にとって、人間に見られることは少なからずストレスになります。

Luckyさんはヒョウの様子を見ながら、これ以上負担をかけないよう、すぐにその場を離れる判断をしました。

その後、夜のゲームドライブで再び同じ場所へ向かいました。

すると、木の枝に隠していたインパラを食べるヒョウの姿を見ることができました。

食事中の姿を間近で観察できたことは、野生の世界をそのまま感じられる貴重な瞬間でした。

しかし、私たちが近づくと、ヒョウは再び食事を止め、獲物から少し離れていきました。

野生の世界では、常に周囲を警戒しながら生きていることを実感しました。

子どもを見守る、母ヒョウの姿

木陰で子ども2頭の面倒を見るヒョウにも遭遇しました。

狩りをする姿とは異なり、子どもを守りながら静かに過ごす姿は、とても愛らしく印象に残っています。

木の上で休むヒョウ

普段は鋭い目つきで周囲を警戒している印象がありますが、この時はリラックスした様子で、自然の中で過ごす姿を見ることができました。

サバンナを歩く、一頭のヒョウ

移動中、草むらの中を歩いているヒョウにも出会いました。

草原に溶け込む、昼寝中のヒョウ

私たちが近づくと、顔を上げてこちらをじっと見つめてきました。

その姿は警戒しているというより「何か来たのかな」と様子を見ているようにも感じられました。

MalaMalaでは、確認されたヒョウにはそれぞれIDが付けられています。

顔写真や親の情報などが記録されており、レンジャーたちは個体ごとの特徴を把握しています。

広大な自然の中で暮らす一頭一頭の動物を識別し、見守っていることにも、この保護区の丁寧な管理を感じました。

野生のゾウとの出会い

サファリの中で何度も出会うことができたゾウ。

MalaMalaでは、ゾウは決して珍しい存在ではなく、広大な保護区の中で自由に暮らしています。

遠くに群れで歩く姿から、車のすぐ近くを通り過ぎる姿まで、その大きさや動きには圧倒されました。

道を塞ぐゾウ

少し興奮した様子のゾウに遭遇しました。

大きな身体を揺らしながら走っていく姿は、ライオンとはまた違う緊張感があります。

野生動物は一頭一頭性格が異なり、その時の状況によって行動も変わります。

レンジャーはゾウの耳の動きや身体の向きなどを確認しながら、慎重に距離を取っていました。

遊ぶ小象たち

大人のゾウが持つ圧倒的な存在感とは違い、小象たちは好奇心いっぱいに動き回っています。

じゃれ合いながら遊ぶ小象たちの様子を見ていると、大人のゾウが小象にゆっくりと近づいていきました。

まるで「もうやめなさい」と言っているかのように間に入り、小象たちは遊びを止めて大人しくしていました。

ゾウの親子の関係性を間近で見ることができ、無邪気な姿がとても印象に残りました。

川を渡るゾウの群れ

帰り際には川を渡るゾウの群れにも出会いました。

大きな身体をゆっくりと動かしながら、仲間とともに進んでいく姿は圧巻でした。

サイとの出会い

ライオンやヒョウのような俊敏な動きとは違い、ゆっくりと大地を踏みしめながら進むサイ。

一見穏やかに見えますが、その力強い身体からは野生動物ならではの迫力を感じました。

中でも忘れられないのが、10頭以上のサイが集まっている場面です。

通常、サイは単独、または小さなグループで行動することが多く、これほど多くのサイが一度に集まっている姿を見るのは非常に珍しいそうです。

長年サファリガイドをしているLuckyさんも、「8〜10年ぶりに見る光景」と話していました。

広大なサバンナの中で、これほど多くのサイが同じ場所に集まる姿を見られたことは、とても貴重な経験でした。

水辺で過ごすバッファロー

この日は4頭のバッファローを発見。

3頭は川から上がり、水辺で堂々と立っていました。一方で、もう1頭は川と陸の境目にある草むらの中で、ひっそりと座っていました。

同じ群れの中でも、それぞれが思い思いの時間を過ごしている姿が印象的でした。

ビッグ5以外の動物たちとの出会い

「MalaMala Game Reserve」では、ビッグ5だけではなく、さまざまな野生動物たちに出会うことができました。

なかなか出会えない、野生のチーター

ゲームドライブ中、Luckyさんから「チーターは見るのが難しいから、見つかるか分からない」と聞いていました。

ライオンやヒョウと比べても遭遇する機会が少ない動物のため、出会えることを期待しながらも、見ることができたら幸運だと思っていました。

そんな中、最終日、ついにチーターを見つけることができました。

今回出会えたのは、母親のチーターと3頭の子どもたち。

これまで見てきたライオンやヒョウとは違い、チーターを観察するときは、より距離を取った場所から静かに見守ります。

研ぎ澄まされた美しさと緊張感がありました。

集団で行動するワイルドドッグ

サファリカーから降りて休憩をしていると、少し離れた場所で、ワイルドドッグの群れがこちらを見ていました。

その姿を確認したLuckyさんは、周囲の状況を判断し、すぐに車へ戻るように指示しました。

近くにはインパラの群れ。もしかすると狩りが始まるかもしれない——。

車内には緊張感が広がり、ワイルドドッグとインパラの動きを静かに見守りました。

ワイルドドッグは群れで連携して狩りを行うことで知られており、その動きには高い注目が集まります。

しばらく様子を見守っていると、先頭の1頭がインパラに向かって一気に走り出しました。

しかし、残念ながら狩りは成功せず。

結果的に捕食の瞬間を見ることはできませんでしたが、動物たちが生きるリアルな世界を垣間見ることができた、印象深い出会いでした。

ヒョウの獲物を待つ、ハイエナの姿

ヒョウを探している途中でハイエナにも出会いました。

木の上には、ヒョウが仕留めたインパラ。その下では、ハイエナが静かに待っていました。

ハイエナは、ヒョウが木の上から落とした肉片や、食べ終わった後に残した骨などを狙っているそうです。

自分よりも大きな動物の獲物を奪うこともある一方で、このように他の動物の行動を待ちながら生きる姿もあります。

サバンナでは、常に関係し合いながら命をつないでいることを感じる瞬間でした。

優雅なキリン

ゲームドライブ中、何度も出会うことができた動物のひとつがキリンです。

草をもぐもぐと食べながら、こちらへ視線を向け、まるで「あなたたちは何をしているの?」と興味を持って見ているようでした。

私たちの存在を確認するように、何度もじっと目を合わせてくる姿がとても印象的でした。

サバンナを彩るシマウマの群れ

ゲームドライブ中、何度も出会うことができた動物のひとつがシマウマです。

広大なサバンナの中で、白と黒のはっきりとした模様はとても目立ちました。

周囲の草木や大地の色とは異なり、「なぜシマウマだけこんなに派手な模様をしているのだろう」と不思議に感じるほどです。

クドゥとの出会い

ゲームドライブ中、何度も姿を見ることができたクドゥ。

大きく立派な角を持つクドゥ同士が、力強く向かい合いながら押し合う姿は迫力があります。

あまりにも激しく角を絡ませるため、「このまま角が折れてしまうのでは」と心配になるほどでした。

一方で、角を持たない雌のクドゥは、雄とは対照的に穏やかな姿を見せてくれました。

同じクドゥでも、雄と雌では見た目も雰囲気も大きく異なりました。

水辺で過ごすカバ

最初に出会ったカバは、水面から目と耳だけを出し、静かに周囲の様子を伺っていました。

普段は水中にいることが多いカバですが、この日は水面から身体を出し、静かに周囲の様子を伺っていました。

同じカバでも、水中に身を隠す姿と、堂々と姿を現す姿。さまざまな表情を見ることができました。

サバンナを駆けるインパラ

サファリ中、何度も出会うことができた動物のひとつがインパラです。

広大なサバンナのあちらこちらで群れを作り、軽やかに走る姿を見ることができました。

ライオンやヒョウなどの肉食動物に狙われることも多く、サバンナの生態系の中では「命を狙われる側」として生きています。

群れで一斉に動く姿や、危険を察知して素早く走り出す姿から、サバンナで生き抜く力強さを感じることができました。

サルたちの日常

ロッジ内やゲームドライブ中には、サルたちの姿も見かけました。

人が近くにいても威嚇することはなく、逃げたり、木の上を飛び移ったり、仲間同士で遊んだりと、とても自由気ままです。

サバンナを彩る鳥たち

サファリでは、大型動物だけでなく、さまざまな種類の鳥にも出会いました。

鮮やかな色合いの鳥が枝にとまり、サバンナの景色に彩りを添えています。

また、遠くをじっと見つめながら並んでいた鳥たちの姿も。

何かを見張っているようにも見えましたが、Luckyさんによると、こうした鳥の行動が周囲の動物の存在を知る手掛かりになることもあるそうです。

朝・昼・夕・夜で表情を変えるサバンナ

朝焼けに包まれるサバンナ

早朝5時30分から始まるゲームドライブでは、朝日がゆっくりと昇るサバンナを見ることができます。

空が少しずつ明るくなり、大地が朝日に照らされていく景色は、とても幻想的でした。

静かな空気の中で鳥のさえずりが聞こえ、一日が始まるサバンナならではの時間が流れます。

サバンナを染める夕焼け

夕方になると、サバンナは朝とはまったく違う表情を見せてくれます。

燃えるようなオレンジ色の夕日が辺り一面を包み込み、その景色は何度見ても飽きることがありませんでした。

刻々と色が変わっていく空を眺めながら進むゲームドライブは、とても贅沢な時間でした。

雨が降るサバンナ

滞在中には、10分ほど雨が降る場面もありました。

サファリカーには一人ずつレインコートが用意されており、綺麗に畳まれ、匂いもなく、とても清潔でした。

短時間の雨でしたが、サバンナの景色が少しずつ変わっていく様子を見ることができました。

夜に広がる静かな世界

日が沈むと、サバンナは昼間とはまったく違う雰囲気になります。

サバンナで過ごすカフェタイム

サバンナの中で楽しむ朝のカフェタイム

ゲームドライブの途中には、見晴らしが良く、安全を確認できる場所で休憩時間があります。

レンジャーは動物が近くにいないことを確認しながら、草丈が低く開けた場所を選んで車を停めてくれます。

車を降りると、その場でテーブルが設置され、コーヒーや紅茶、ジュース、スナックなどが用意されました。

広大なサバンナの真ん中でいただく一杯のコーヒーは、普段とはまったく違う特別な味わいです。

周囲を見渡しても人工物は何ひとつなく、聞こえてくるのは風や鳥の声だけ。

夕暮れのサバンナで乾杯

夕方のゲームドライブでも、途中で同じように休憩時間があります。

この時間にはビールやワインなどのアルコールも用意されており、私はキンキンに冷えたビールをいただきました。

夕日に染まるサバンナを眺めながら味わう一杯は格別で、この景色の中だからこそ感じられる贅沢な時間でした。

毎回休憩場所は異なるため、同じカフェタイムでも景色が変わり、その日ならではの景色を楽しめるのも魅力のひとつです。

ロッジへ戻った後

ゲームドライブを終えてロッジへ戻ると、そのまま朝食やディナーの時間です。

滞在中は屋内レストランやテラス、キャンプファイヤーを囲むバーベキューなど、日によって異なる雰囲気の中で食事を楽しむことができました。

動物保護区とロッジの間には柵などの境界がないため、夜になるとヒョウやハイエナ、ライオンなどの野生動物がロッジの近くまで来ることもあります。

実際に、テラスでディナーをいただいている際には、すぐ近くでヒョウの姿や、動物が鳴きながら逃げていく様子を見ることができました。

食事を終えて客室へ戻る際は、スタッフの方が必ず付き添ってくださいます。

野生動物と共存するロッジだからこその安全管理が徹底されており、最後まで安心して滞在することができました。

動物との距離が近い理由

ライオンやヒョウが車のすぐそばを歩いたり、目の前でくつろいだりする姿を何度も見ることができ、「なぜここまで近づけるのだろう」と不思議に感じました。

その理由のひとつが、レンジャーによる徹底した安全管理です。

Luckyさんは、動物の視線や仕草、体の向きなどを細かく観察しながら、少しずつ距離を縮めていきます。

少しでも警戒している様子やストレスを感じている様子があれば、すぐにその場を離れます。

同じ場所に停車できるサファリカーの台数も制限されており、動物たちへの負担をできる限り少なくする工夫がされています。

さらに、MalaMala Game Reserveの動物たちは日頃からサファリカーの存在に慣れているため、車を危険なものと認識せず、自然な姿を見せてくれます。

もちろん、レンジャーは万が一に備えて大きな銃を携行しています。

しかし、Luckyさんに伺うと、18年以上レンジャーを務める中で、一度も銃を発砲したことはないそうです。

動物への深い理解と長年の経験、そして細やかな安全管理があるからこそ、これほど近い距離で野生動物を観察できる特別なゲームドライブが実現しているのだと感じました。

4日間ゲームドライブを終えて

4日間のゲームドライブを通して、ライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファローの「ビッグ5」をすべて見ることができました。

担当してくださったLuckyさんは、長年の経験をもとに動物たちの行動を読み取り、私たちを安全に案内してくださいました。

レンジャー同士の情報共有やロッジスタッフの細やかな連携など、安全管理も非常に徹底されていることを感じました。

野生動物が暮らす大自然の中へ入り込み、その瞬間にしか出会えない景色を目の当たりにする体験は、ここでしか味わうことのできない特別な時間でした。

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このページについて

このページは「ビジネスクラスで行く「南アフリカ共和国でのサファリ体験と豪華ロッジ」を愉しむ旅」という旅行記から派生した記事となります。